給料でもボーナスでもない「ピアボーナス(従業員同士が贈り合えるボーナス)」を授受できるITサービス「Unipos(ユニポス)」がいま話題になっている。
おお、面白いアイデア!
確かに、CtoCが一般的になってきた中で給与のやり取りが、このようにならなかったのは変といえば変。
渡邉代表が言っているのがより現実味をました感じ。
資本主義社会では「ありがとうの代わりにお金のやり取りがある」
という言葉がそのまま仕組みになった状態だ。
俸給や成果給は、会社に対する貢献を上長が定量的に数値化して決め付与するもの。一方でピアボーナスは、金額としては一番小さいが、自分がいいと思った人に直接渡すことができる。
これは、成果報酬というもので会社からありがとうを集めていると言っても過言ではないと思う。
お金のやり取りが起きると、人の関係がおかしくなるというが、これはちょっと違う。
お金というものを通じて「愛」を表現している。
昔、ロバート・ルイス・スティーヴンソンが【瓶の小瓶」という小説で描いた世界と逆の世界観に通じるものがありますね。
愛、というものは表現しないと伝わらないもの。
このピアボーナスというものは、貨幣価値を超えた、何者とも交換できない価値の交換が出来る社会をつくる。
「自分の仕事の範囲がきっちり決まっていることも多いのが海外企業です。ただイノベーションは、職種や仕事をまたいだコミュニケーションの横断がないと生まれづらい。これはどこの国でも共通です。こうした背景からコミュニケーションの横断活動を活発化させ、かつ加速させるために、ピアボーナスの仕組みが良いツールになっているんです」